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事故車が事故車でなくなる日

平成17年4月より、修復歴車(事故車)の判定基準が変わりました。


今回の変更点のポイントを簡単に言ってしまいますと、修復歴車(事故車)の基準が甘くなったということです。


つまり、以前は事故車だった車も、今回の修復歴車判定基準で見ると、事故車ではない、というケースが出てくるのです。


こういった点が、消費者にとって、非常に分かりにくい部分ですね。

細かい変更点まですべて説明しても分からないと思いますので、私が大きく変わったなと思う箇所を一つご紹介します。


事故車とは、修復暦車の基準

【丸印の部分がコアサポートという部分です。
この部品は車を見るとき非常に重要ですので、覚えておいてくださいね】



事故車とは、修復暦車の基準

【丸印は車の骨格部分(フレーム)の先です。
以前はこのような骨格部分の修正は、全て事故車として扱われていました。

しかし今回の変更で、コアサポートより前にあるフレームの修正は、事故車としては扱わなくなりました。】


いかがですか?


このように、事故車の基準が変わるというのは、非常に重要なことですよね。

でも一般の消費者の方は、このような変更のことを全く知らないわけです。


自動車査定協会のHPを見ても、

「平成17年4月1日より査定基準が一部改正されました。詳しくは各支所へお問い合わせください」

と小さくあるだけですし、

自動車公正取引協議会のHPには全く触れられていません。
(平成17年4月24日現在)


事故車に気をにつけよう!などと言いながら、事故車とはどんな車なのかの説明は無い、どこか矛盾しています。


実際この変更を悪用したケースもあります。


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