走行距離にだまされるな!
走行距離が少ない車ほど程度がいい、一般的な考え方だと思います。
しかし、その点だけに注意を払ってしまうと、非常に危険です。
最終的にどちらの車にするか迷った時、単に走行距離が少ないから、という理由だけで選んでしまうと、失敗してしまうことがよくあるのです。
中古車の良し悪しは、走行距離の比較だけでは、分からないのです。
ここにその実例を挙げました。
【ボンネットを開けた、エンジンルームの中です。
丸印のキャップをあけてみます。】
【平成13年式 走行距離42,000km 通常のエンジン
キャップをはずしてみても、中はきれいな状態です。】
【平成14年式 走行距離39,000km オイル交換をまったくしていないエンジン
キャップをはずしただけで、エンジンオイルのカスがびっしり詰まっているのがわかります。
後でトラブルの原因にもなりかねません。】
ボンネットを開け、エンジンルームを少し確認するだけでも、大切なことが分かるのです。
非常に単純なことですが、重要なことです。
しかし残念ながら、こういった単純なことでも、一般の方は知らないのが現状だと思います。
メーターが改ざんされているかどうかチェックすることも、私達プロにとっては単純な確認をしているだけなのです。