中古車の年式と走行距離、どちらを重視すべきか?
今回は、読者の方から来た相談メールをご紹介させていただきます。
【相談】
ハル 様 こんにちは!
中古車に勝つ!を、毎回楽しみに拝読させていただいております。
中古車の選び方として、年式、走行距離のいずれを重要視すべきでしょうか?
と申しますのも、小生、今、トヨタのセルシオのCグレイドで、平成14年4月登録、平成17年4月第1回目の車検、走行66千KMの車の購入を検討しています。
セルシオは、10万KM以上走っていても、メイテナンスを定期的に受けていれば、問題ないとの噂も耳にしていますが?
サンデードライバの小生としては、素直になれませんが、如何なものでしょうか?
一般論で結構ですのでご教授ください。
【答え】
(前略)
選び方のコツとして、走行距離に関しては、もちろん少ないほうが良いですよね。
しかし、当然走行距離が多くなるなるほど、値段が安くなりますので、そのあたりの兼ね合いかと思います。
例えば14年式ですと、適正な走行距離は3万キロ台だと思いますから、そのぐらいの距離の車に対していくら安いか比較して、ご自身で納得できればと思います。
また○○さんのこれからの乗り方や考え方にもよると思います。
サンデードライバーということなので、少々距離が多くてもいいかもしれませんね。
というのは、○○さん自体はおそらくあまり距離を乗らないと思いますので、年月がたてばたつほど、適正な走行距離に近づいていくのではないのでしょうか?
そうすると、今度売る時に、年式、走行距離に応じた下取価格が期待できますよね。
ちなみにメンテさえしていれば確かに10万キロぐらいでは、なんともないと思います。
しかし距離に応じて、消耗品やメンテナンスの費用などにお金がかかってくることも確かです。
どうせなら、後々のアフターもしっかり面倒見てくれる店だといいですね。
工場も当然自社工場。その工場が指定工場なら一番よいですが、最低でも認証工場の資格は持っていて欲しいものです。
工場の説明はこちらを確認してください。
↓
車の整備工場について
また年式に関しては、実は実際に乗る分にはあまり関係ありません。
年式で一番関係があるのは、査定価格なんです。
どういうことかといいますと、一番わかりやすいのは下取に出した時ですよね。
当然年式が新しいほど査定価格は高くなります。
それともう一つは、事故した時です。
例えば全損事故になったとき、年式が新しいほどおりてくる保険金額が高いのです。
この2つの査定価格を気にしなければ、年式はほとんど関係ありません。
以上、ご参考ください!