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中古車オークション会場と業者の関係
中古車オークション会場というのは、
れっきとした営利企業です。
というよりも、今や莫大な利益を上げている成長企業です。
(これはヤフーなんかを見てもよくわかります。今やヤフーの一番の利益部門はヤフオクです。)
オークション会場の立場として、「公正、中立の市場」とうたっていますが、実際はどうでしょうか?はなはだ疑問ですね。
私も何度も不公平な裁定で泣かされています。(笑)
ここでまず、オークション会場がどうやって利益を上げているのかを、簡単に説明します。
オークションに車を出品すると1台につき7,000円前後の出品料がかかり、その出品した車が売れると同じく7,000円前後の成約料がかかります。
車を購入した場合は1台につき6,000円前後の落札料がかかります。
オークション会場はこの手数料により収入を得ています。
(手数料はオークション会場により違います。)
なんとなくそれほどたいした金額ではないような印象を受けます。
そこで1開催でこの手数料がいくら入るのかをオークション会場最大手のUSS(ユー・エス・エス)を例に計算してみましょう。
本社でもあるUSS名古屋会場では毎週金曜日にオークションが開催され、毎回7,000台前後の車が出品されます。
仮に出品台数が7,000台とすると、そのうちの約60%が成約しますので、4,200台が競り落とされる計算になります。
これを手数料にするといくら入るか計算してみましょう。
USSの場合出品料、成約料は一律でないので計算上8,000とします。
落札料は6,800円とします。
まず出品料が 8,000円×7,000台=56,000,000
次に成約料が 8,000円×4,200台=33,600,000
最後に落札料が 6,800円×4,200台=28,560,000
これを合計するとなんと1開催あたり一億一千八百十六万円の収入になります。
実際には出品の多い会社には出品料を値引きしたりしますからこれよりは少なくなりますが、それにしても莫大な金額であることに間違いはありません。
さぁー、このように利益を上げるためには、オークション会場と
してはとにかく出品台数を集めなくてはなりません。
出品台数の多いオークション会場には、自然と人も集まります。
するとオークショ ン会場に活気が出て、また成約率も上がっていきます。
すなわちオークション会場にとって、とにかく出品台数を集めることが最優先課題になります。
すると、必然的に出品台数の多い店は、オークション会場にとって重要なお客様となります。
少々無理を言われたって、多少は目をつむらなければならない時もあります。
オークションに出品される車に付けられる「評価点」だって、検査員の気持ちしだいで変わるのです。
もちろん多くのオークション会場や検査員はまじめに運営をしていると思います。しかし納得のいかない検査や裁定も多くあるのも事実なのです。
>>中古車オークションでのクレームへ
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