セダンとは 車用語集

セダン

4枚のドアとトランクスペースで構成されている、もっともベーシックな形です。

後部座席にも大人がゆったりと座ることができ、人の送り迎えにも最適です。
メジャーなセダンとしてはセルシオ、サニーなどがあります。

【セルシオ】

セダンとは

セダン(Sedan)とは、ボンネット(エンジンルーム)、キャビン(居住空間)、トランク(荷室)がそれぞれ独立した構造を持つ4ドアの乗用車です。この3つの空間が分かれていることから「3ボックスカー」とも呼ばれます。

セダンという名前の由来は、17世紀頃にヨーロッパで使われていた「セダンチェア」という貴族の乗り物に由来すると言われています。古くから自動車の基本形として親しまれ、フォーマルなシーンからプライベートまで幅広く使われてきました。

セダンの構造的特徴

3ボックス構造
エンジンルーム、居住空間、トランクがそれぞれ独立しています。この構造により、乗員と荷物が完全に分離され、快適性と安全性が確保されています。

4ドア設計
左右に2枚ずつ、計4枚のドアを持ちます。前席・後席どちらからも乗り降りしやすい設計です。

独立したトランク
居住空間と完全に分離されたトランクルームを持ちます。荷物の臭いや音が車内に入りにくく、防犯性も高いです。

セダンのメリット

  • 走行安定性:低重心設計により、高速走行やカーブでの安定性に優れています。長距離ドライブでも疲れにくいです
  • 静粛性:トランクが居住空間と分離されているため、タイヤからのロードノイズが車内に伝わりにくく、静かな室内環境を実現しています
  • 快適な後部座席:後席の居住性を重視した設計で、大人がゆったりと座れます。ビジネスや送迎にも適しています
  • 安全性:前後にクラッシャブルゾーン(衝撃吸収スペース)を確保できるため、衝突時の安全性が高いです
  • 高級感:フォーマルで落ち着いた印象があり、ビジネスシーンでも違和感なく使えます
  • 機械式駐車場への対応:車高が低いため、都市部に多い高さ制限のある機械式駐車場にも駐車できます
  • プライバシー:独立したトランクは外から中身が見えないため、荷物のセキュリティが確保できます

セダンのデメリット

  • 乗車定員:基本的に5人乗りで、6人以上は乗れません。大人数での移動には不向きです
  • 荷室の制約:独立したトランクは安全性が高い反面、長い荷物や大きな荷物は積みにくいです。後席を倒してもトランクとつながらない車種が多いです
  • 乗り降り:車高が低いため、乗り降りの際に体を屈める必要があります。高齢者や腰痛持ちの方には負担になることがあります
  • 車両感覚:前後にボンネットとトランクが張り出しているため、車両の全長が長く感じられ、狭い場所での取り回しには慣れが必要です
  • シートアレンジ:ミニバンやハッチバックのような多彩なシートアレンジはできません

セダンのサイズ分類

コンパクトセダン(Sサイズ)
全長4,500mm前後の取り回しやすいサイズ。維持費も抑えられます。(カローラ、シビックなど)

ミドルセダン(Mサイズ)
全長4,700mm前後の標準的なサイズ。実用性と走行性能のバランスが良いです。(カムリ、アコードなど)

ラージセダン(Lサイズ)
全長4,900mm以上の高級セダン。後席の居住性や装備が充実しています。(クラウン、レクサス LSなど)

セダンに向いている人

  • 長距離ドライブを快適に楽しみたい方
  • ビジネスでの使用や送迎が多い方
  • 静かで落ち着いた室内空間を求める方
  • 走行安定性や安全性を重視する方
  • 大人4~5人での移動がメインの方
  • 機械式駐車場を利用することが多い方

現在購入できる主なセダン

トヨタ:クラウン、カムリ、カローラ、プリウス(4ドアセダン)

ホンダ:シビック、アコード

日産:スカイライン、ティアナ

マツダ:MAZDA3セダン、MAZDA6セダン

レクサス:IS、ES、LS

輸入車:メルセデス・ベンツ Cクラス/Eクラス、BMW 3シリーズ/5シリーズなど

セダンの現状と魅力

近年はSUVやミニバンの人気に押され、セダンの販売台数は減少傾向にあります。しかし、走行性能、静粛性、安全性といった基本性能の高さは他のボディタイプにはない魅力です。

また、セダンは中古車市場での流通量が多く、状態の良い車を手頃な価格で見つけやすいというメリットもあります。高級セダンを中古で購入するという選択肢も検討する価値があります。

中古セダン購入時のポイント

  • 走行距離と年式:セダンは法人利用されていた車も多いため、走行距離が多い車両には注意しましょう
  • 内装の状態:後席を頻繁に使う車種のため、シートのへたりや汚れを確認しましょう
  • 足回りの消耗:高速走行が多い車はサスペンションやブッシュ類の消耗が進んでいることがあります
  • リセールバリュー:人気車種(クラウン、レクサスなど)は中古市場での需要が高く、売却時にも有利です
  • ハイブリッドモデル:燃費を重視するなら、ハイブリッドセダンも選択肢に入れましょう。中古でも状態の良い車が見つかりやすいです

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