未使用車とは 車用語集
未使用車
未使用車とは車の登録をしただけで実際には使用されていない車のことです。
この未使用車は、新車の販売店が決算や期末などで販売台数を伸ばしたい時など、自社名義で新車を登録するときに発生することが多いです。
以前はいわゆる「新古車」と呼ばれていた車ですが、新古車という言葉が消費者に誤解を与えるということで、現在はこの新古車という言葉の代わりに未使用車という名前が使われています。
新車を購入するより諸費用が安いため人気があります。
未使用車が発生する理由
未使用車が市場に出回る主な理由は以下のとおりです。
- ディーラーの販売台数達成:自動車メーカーから課せられた販売ノルマを達成するために、ディーラーが自社名義で登録するケース
- 決算期の在庫調整:3月や9月の決算期に売上計上するために登録されるケース
- 展示車・試乗車からの転換:ショールームで展示されていた車や、試乗に使われていた車が販売されるケース
- キャンセル車:購入者の都合でキャンセルになった車両が未使用車として販売されるケース
「新古車」という呼称について
かつては「新古車」という呼び方が一般的でしたが、自動車公正取引協議会の規定により、現在この呼称は使用できなくなっています。「新古車」という言葉が「新車と同等」という誤解を消費者に与える可能性があるためです。
正式名称は「登録(届出)済未使用車」といいます。現在も「新古車」という言葉を使用している販売店は、自動車公正取引協議会に加盟していない可能性があり、取引に注意が必要な場合があります。
未使用車のメリット
新車より価格が安い
未使用車は新車と比較して10万円~20万円程度安く購入できることが多いです。人気車種や高額車種ではさらに大きな価格差がつくこともあります。
納車が早い
新車は注文してから生産されるため、納車まで数週間から数か月かかることがあります。一方、未使用車はすでに完成している車両なので、最短で数日から1週間程度で納車可能です。
ほぼ新車同様のコンディション
走行距離はほとんどなく、内外装も新車同様のきれいな状態です。中古車購入時に気になる傷やへこみの心配がほぼありません。
自動車重量税が不要
すでに新規検査(車検)を取得済みなので、購入時に自動車重量税を支払う必要がありません。その分、初期費用を抑えられます。
未使用車のデメリット
選択肢が限られる
新車のようにグレードやボディカラー、オプションを自由に選ぶことはできません。市場に出回っている車両の中から選ぶことになるため、希望通りの仕様が見つからないこともあります。
メーカーオプションが選べない
サンルーフや本革シートなど、生産時にしか装着できないメーカーオプションは後から追加できません。特定のオプションを希望する場合は、それが装着された車両を探す必要があります。
車検の残り期間が短い
登録日から時間が経過している場合、初回車検までの期間がその分短くなっています。極端な例では、購入後1~2年で最初の車検を迎えることもあります。
ワンオーナー車にならない
一度ディーラー名義で登録されているため、車検証上は「2オーナー目」となります。将来売却する際、ワンオーナー車より査定が下がる可能性があります。
補助金の対象外
電気自動車やプラグインハイブリッド車を購入する際に受けられる国の補助金(CEV補助金など)は、新車が対象です。未使用車は中古車扱いとなるため、これらの補助金は受けられません。
購入時の注意点
- 登録日を確認する:登録からの経過期間が長いほど車検残存期間は短くなります
- メーカー保証の継承手続き:新車時のメーカー保証を引き継ぐには手続きが必要で、別途費用がかかることもあります
- 車両の状態を確認:展示車として使われていた場合は、内装の日焼けやシートのへたりがないか確認しましょう
- 走行距離をチェック:本当の未使用車なら走行距離は数km~数十km程度です。100km以上の場合は試乗車だった可能性があります
未使用車が多く出回る時期
未使用車の在庫が増える時期は、決算期の翌月にあたる4月と10月です。3月と9月にディーラーが販売目標達成のために登録した車両が市場に出回るためです。
この時期は選択肢が豊富になりますが、人気車種はすぐに売れてしまうこともあります。希望の車種がある場合は、こまめに中古車情報サイトをチェックすることをおすすめします。