事故暦のごまかし方
中古車オークションで購入した車は、1週間のクレーム期間があります。
これは、逆に出品する側の立場に立つと、出品する車に不具合が合ったとしても、1週間ごまかせればOKということです。
今回は、そのごまかしの手口を見てみましょう。
皆さん、オークションに出品する店がごまかす不具合箇所で、多いものって何だと思います?
私の経験上で言いますと、何と言っても「事故歴」をごまかすことが多いと思います。
「事故歴なんてごまかせるの?」
とお思いかもしれませんが、ごまかせる事故歴もあるんです。
以前にも書きましたが、事故車になるかどうか微妙な車をうまくごまかすこともありますし、もっと強引な手を使う場合もあります。
その中の一つに、この業界では、わりとよく知られている方法として、アンダーコート(防錆剤)を使う手があります。
このアンダーコートというのは、普通は車のボディーが錆びるのを防ぐため、車の底部に、黒いタールのようなものを塗ります。
実はこのアンダーコート、うまく使うと、少々の修理した跡などは分からなくなってしまうのです。
もちろん、本来、このアンダーコートを塗る場所とは全然関係ないところに塗られているのであれば、それこそ怪しいぞと言っているようなものです。
しかし、偶然にも、事故修理した跡が、ちょうどこのアンダーコートを塗る場所だった場合、なんの違和感もなくごまかせてしまうのです。
少し専門的になりますが、修正機と呼ばれる機械を使って修理した場合などは、どうしてもその修正機を使った跡が残るのですが、そんな場合もこのアンダーコートを塗ってしまうと、ほとんど分からなくなってしまうのです。
お〜、怖いですね!