「職権打刻」って知ってますか?
皆さん、「職権打刻」って言葉、聞いた事ありますか?
おそらく、はじめて耳にするという方も多いのではないでしょうか?
「車台番号」という言葉はどうでしょうか?
これは車検証にも記載されていますので、ご存知の方も多いと思います。
すべての車には、車体のどこかに車台番号という固有の番号が刻印されています。
この番号は、同じ年式、同じ型式の車でも違います。
同じ車台番号の車はありません。
職権打刻とは、何らかの理由でこの車台番号が無い、または読めなくなった場合に、新たに車台番号を打刻することです。
【通常ボンネットを開けると、エンジンルームの奥に本来の車台番号があります。
この車台番号の位置は車によって違います。】
【おそらく盗難車のためか、車台番号を削り、車を特定しづらくしています。】
【新たに職権打刻された車台番号です。
最初の番号とは違った番号になります。】
注意していただきたいのは、車台番号を新たに職権打刻された車の場合、買取や下取の査定時には査定価格が大幅に下がってしまいます。
もし職権打刻してある中古車を購入する場合は、このことを考慮し、かなり価格が安くないと後で損をすることになります。
中には職権打刻してあることを、黙って売りつけてしまう悪徳業者もいるので、念のため車台番号も確認するといいですね。