おそらく、はじめて耳にするという方も多いのではないでしょうか? 「車台番号」という言葉はどうでしょうか? これは車検証にも記載されていますので、ご存知の方も多いと思います。 すべての車には、車体のどこかに車台番号という固有の番号が刻印されています。 この番号は、同じ年式、同じ型式の車でも違います。 同じ車台番号の車はありません。 職権打刻とは、何らかの理由でこの車台番号が無い、または読めなくなった場合に、新たに車台番号を打刻することです。 ▲通常ボンネットを開けると、 エンジンルームの奥に本来の車台番号があります。 この車台番号の位置は車によって違います。 ▲おそらく盗難車のためか、車台番号を削り、 車を特定しづらくしています。 ▲新たに職権打刻された車台番号です。 最初の番号とは違った番号になります。 注意していただきたいのは、車台番号を新たに職権打刻された車の場合、買取や下取の査定時には査定価格が大幅に下がってしまいます。 もし職権打刻してある中古車を購入する場合は、このことを考慮し、かなり価格が安くないと後で損をすることになります。 中には職権打刻してあることを、黙って売りつけてしまう悪徳業者もいるので、念のため車台番号も確認するといいですね。